
インタビュー
- 白石翔也 様 Skyward合同会社代表
ご契約内容
- チーム瞑想®︎コンサルティング
-スピリチュアル体験 in 高尾山
13年で6社転職のジョブホッパー、家族への負担と独立という夢50社受けて1社合格という時期も
新妻:2年前に高尾山に登り始める段階で、まだ白石さんがサラリーマンをやっていた時だったと思うんですが、当時の仕事や生活、その時どんなことを思って生きてたとかを教えていただけますか?私から見て、白石さんは“キッカケ”を探してる印象が強かったのですが。
白石:そうですね。あの当時サラリーマンをやっていまして、その中で昔から夢だった“独立”っていうタイミングを狙っていました。
新妻:独立ですか。
白石:はい。まあ、理由はいろいろあるんですが、自分の性格上サラリーマンに向いて以内という結論はでていて、けっこう落ちぶれた時期もあったし、それこそメンタルがきつかった時期もあったりしまして。まあ、周りの影響を受けずに自分の責任で生きていける状態を作りたかったんですよね。
新妻:いいですね。“自分の責任で生きていける状態”。
白石:まあ。そういう環境を探してました!
新妻:ちょっとメンタルがやられた職場もあったし「自分の責任で生きていられてない」って思うわけですよね。そのあたり、詳しくどんな感じか、不自由さとか、具体的にはどんな状況だったかとか、教えていただけますか?
白石:大きな出来事が2つあったのですが、原因はどちらも自分だと思っていて。1つ目は、自分が頑固でわがままであるが故に、上司に歯向かう形で営業活動をしていた。結果、上司に嫌われ、いじめられ、居心地が悪くなりました。
まあ、9割方自分の責任で、1割ちょっとは上司の(笑)言い方にも反発したくなるような人ではあったので。
新妻:なるほどですね。
白石:2つ目は、自分にある営業テクニックがついて、自信があったことで逆にうまくいかなかったケースがある。そう、それこそ新規事業を任せますって言われて、転職して入ったんですけど。
新妻:はい。
白石:ほぼ独立と近いような形でやったんですが、結局上に意思決定する組織がありましたから、そこの方針は変えられないのでそれには逆らえず、だんだん自分の方針との間でズレが生じてしまって。
新妻:なるほどね。
白石:結局、居心地が悪くなってしまって、孤立していったっていうのがあったかな、と。
新妻:それまで何回転職したんでしたっけ。3回ぐらい?
白石:いや。途中で解散した企業もあるので。それを入れると6社ですかね。
新妻:6社、すごいですね。
白石:13年で6社ってもう本当、ジョブホッパーですよね?一般的に言って。
新妻:それってどういう気持ちなんですかね?ジョブホッパーという立場。
白石:前向きな転職もいくつかありますが。。最初は建設業の人事でした。で、営業職を少しでも早くやりたかったですが、社内の異動ができずに会社を飛び出して。飛び込み営業が中心の泥臭〜い不動産会社の営業に入りました。
その時はなかなかキツかったですね。結構キツかった。でも念願の営業職で働けて充実した日々を送っていました。
新妻:不動産会社が2社目ですかね。
白石:そうですね。3社目がITベンチャーで6年ほど在籍しました。その次の4社目は大手の子会社に入社しました。自分の中ではそこに決まった時がとても嬉しかったんですけどね。両親やパートナーにも喜んでもらいました。
だけど、それまでの営業経験で変に自分の中で自信ができあがっていたのが災いして、上司はこうしてくれみたいなところがあるのに、私はそれに反抗してやり方に結構こだわってしまって。
新妻:ああ、なるほどね。それが1つ目のパターンか。
白石:はい。で、結局上司とぶつかり、上司にいじめられ、もうなんか。。完全に同僚とは違う扱いをされて、メンタルをもうほぼやられちゃったっていう状態ですね。今考えると当時は異常行動も多かったように感じます。社内でも周りの目ばかり気になってしまっていました。
評価されたかった会社員時代、人からの評価をあげないと成り立たない世界の辛さ
白石:そう、サラリーマンの時は、どうしてもやっぱり評価されたいっていうのがありましたよ。自分をよく見せたいと。それがすごく窮屈でした。
新妻:当時、その上司にどんな気持ちがありましたか?
白石:どうだろう・・営業職って、どこでもそうなんですけど、評価が定量と定性なんですよね。定量のところは、数字が出てればいいんだけど。定性のところって、同僚とか、周りからの評価で決まる部分が多くて。
新妻:はい。
白石:だから、例えば同僚に対しては「あ、白石さん、すごくできる人だな」と思わせなきゃいけないという焦りが常にあるんですね。
新妻:ん〜、はい。
白石:だから変に必死になり、自分の実力以上に評価されようと足掻いていました。例えば難しい義務を受けてみたりして。自分で何かやれることない?みたいなことを自分から聞きに行くんだけど、完全に自分のキャパを超えているんですよ。自分のキャパを超えて仕事を受けていましたね。
新妻:ああ、動きすぎちゃうような。
白石:そうですそうです。同僚からの評価を上げたいが故の無理した行動を自分からしてしまう。きついのは当たり前ですよね。試合で勝てないのにレギュラーに入るみたいな感じです。
新妻:うんうん。
白石:で、あとは数字が良ければいいんだけど。営業の数字は基本的には目標がかなり高いんですよね。そこに向けての日々の行動っていうのは、結局、自分のキャパを超えた行動をしてやっと周りから頑張ったねって言われるような数字になってる。
それはやっぱりどっか無理をしてるよね、というのがありまして。そういう形での苦労はしてたのかな。まあ、どこの営業もそうだと思いますが、常に無理はしていました。
新妻:それって、一個一個のやりとりに“本来の自分じゃない要素が含有されたコミュニケーション”になっちゃうわけじゃないですか。それが苦しかったって言ってると思うんですけど。
白石:そうなんですよ〜本当に。「素の自分」でいられないという苦しさですよ。そんな中での結婚、第一子の誕生
新妻:そうだったんだ。結婚したのってこれぐらいのタイミングでしたっけ?
白石:結婚したのは、3社目の最後の方かな。
新妻:なるほどね。ベンチャー企業のときですかね。
白石:そうですね。4社目の時はちょうど長男が生まれたタイミング。
新妻:そっかあ。白石さんは家族との関係はいいイメージがあるけど、当時はどんな家庭だったのですか?
白石:当時の妻はすごい倹約家でした。いかにして家族のお金を作るかってことで、細かく家計簿とか作ってましたね。どうやって家計に回そうかってね、すごい苦労させちゃってたなって今考えると思います。
それに、当時は全然家族と一緒にいられなかったですよね。それこそほら、メンタルやられちゃったときは深夜1時ぐらいに家帰ってましたから。
新妻:うわ、大変だ。
白石:そうそう、虎ノ門から電車で帰って家に着いた時は家族は寝ていました。
新妻:うん、うん。
白石:その時は変に気持ちがハイにもなってましたから、それが当たり前になってましたけど。
新妻:なるほどね。そんな中で4社目は何年続けられたんですか?
白石:えっと。2年半ぐらいでした。
新妻:会社との関係が悪くても2年半頑張ったんですね。
白石:まあそうですね。でも、最後は逃げるようにやめました。まあ、その時ですかね。やっぱり本格的に自分で事業をやっていきたいって思いました。独立しようって。要は、自分の中でも“自分のせい”って気持ちが強かったので。
結局、どこでやってもこういうふうになるんだろうなって逆に諦めもついたんですよね。一応、次の転職先を決めてから辞めました。まあ、家族がいますからね。
新妻:うん、うん。
白石:辞めましたけど。まあ次の会社がどちらかというと、副業オッケー、リモートワークオッケー、というところでして。そこで働きながら、副業として会社を作って野菜販売を始めました。
新妻:5社目のときに、副業を始めたという。野菜とかで、ちょっとチャレンジを始めたわけですね。
白石:そうですね。その時には環境的にもメンタル的にも5社目にいても良かったんですけど、6社目の会社さんからちょうどスカウトがありまして。
新妻:チラっと聞きましたね、当時ね。
白石:本当、たまたまですけどね。そういうこともあって、多分最後は自分はどこかのタイミングで独立するから、できるだけいろんな会社で経験積めたらいいやと思いまして。もう軽く転職しました。
新妻:なるほど、野菜ビジネスはどうでしたか?
白石:まず、野菜ビジネスは完全にゼロイチで始めてて。
新妻:はい。
白石:大失敗しました。(笑)ビジネスをゼロから作る難しさを痛感しました。
新妻:いい経験ですね。
「高尾山ツアー」参加でビジネスチャンス到来
新妻:6社目の時にどんな動きがあったんですか?
白石:最後の転職の前、まあ、ほぼ同じタイミングで民泊ビジネスに出会って。それが高尾山の2回目のあの時。
新妻:ああ
白石:うん、そうです。
新妻:1回目の時は慰労会みたいな感じでしたもんね。2回目の高尾山の時にMさんが、民泊でうまくいったって話をしてて、え、ちょっとそれ何?みたいになってましたもんね。
白石:そう!そう!前談の通り心の準備ができていましたから「これだ!」と思いました。
強みで攻めて一気に才能開花「汝自身をしれ、汝自身であれ」個人的な道に至り、幸福度を最大化する方法
新妻:なるほどね〜。でも、そこからは早かったですもんね。
白石:そうですね、うん。民泊事業はどんどんうまくいきました。副業でしたが、売り上げもグングン伸び始めてて半年でサラリーマンの収入の3倍の利益が出ていました。
民泊事業を始めたきっかけはMさんの薦めですが、何よりここでアクセスを全力で踏めたのは、「はいはい。自分はゼロイチは無理だな」という諦めがついてたので、“自分の中心に戻っていくためのワーク”とかも新妻さんに教えていただいた影響かなっておもっています。
その時は既に再現性があるビジネスが自分には向いているという確信があったので。
新妻:なるほどね。大事ですね、うん。“自分の中で何を排除して何を残して生かすか”は“本当の意味での節制”への理解と実践ができないと結果に現れてこないですからね。ただのイヤイヤじゃ見えてこないですから。
白石:本当にそうでした。だからもうゼロイチのビジネスは自分の中で完全に削除しました。やりたいことあるけど、たまにやりたくなるんだけど(笑)実際、この辺りの自制心やブレない気持ちも定期的に新妻先生にお会いする中で確かめさせていただいてました。
新妻:うん、うん。それはよかった。
白石:あくまで自分は再現性の高いものしか手を出さないと決めて。自分の行動力さえあれば成功するビジネスっていうもの、自分の強みを徹底的に生かす方向性を取れたのかなと。
新妻:うん、本当にそう。
白石:自分の強みでいうと、行動力はあるほうだなと思っていましたので。
新妻:うんうん。そうですね。白石さんの良いところですよね。
白石:そこの自信は少しあったので。まあ、今回なんとなく上手くいってるっていう感じですよね。うん。メンタル的なもので言うと、安定してて楽しかったですね。なんか、もういい、いいんだって。そう…だからその…自分でいれることがすごく楽になりました。
新妻:なるほど。軸ができたんですね。
白石:はい。すべて自分の好きなようにできるので。
新妻:いや、本当に良かった!それ、本当そうですよね。そのまあ、読者の皆さんのために補足させていただくと、当社の提案させてもらっているスピリチュアルでは、結局2つのワードっていうのが根本だというのがありまして。
1つ目のワードがまず「汝自身を知れ」そして2つ目が、「汝自身であれ」ってことなんです。この2つが人生では回って戻ってくる。どんなことをやっても。
で、さっき聞かせていただいて、そのゼロイチは無理だなって自分で悟ったと。白石さんはそれってすごく自分のことを知ったんだなと。自分のことを客観的に見た証拠だったんだなと思ったんですよね。
白石:そうだと思います。本当、こんなこと普段接している周りの人は聞けないから。貴重でしたね。自分のタイミングで聞けて本当に良かったです。
新妻:今言ってくれたのはさ、“自分自身であれるようになった”。素の自分でよくなったって言ってたましたから。まさに「汝自身を知れ、汝自身であれ」の通りだなって思うんですよ。
白石:確かにそう、ハマってる実感がありました。そこを通じて、自分の責任でやれる環境を手に入れられたのが本当によかったですよ。失敗しても自分のせいだし、ちょっと考えて、これで行こうって思ったことでやれるのが、勤めている時と全然違うじゃないですか。
新妻:自分の欲しかった、自分の責任でっていうのが叶ったんですね。白石さんの“個人的な道”に繋げていけたんだなあと思いますよ。“それが幸福感の最大のポイント”ですからね。
「自分の責任で生きる」ということに本腰を入れる勇気を新妻先生との対話の中で得られた。特技を伸ばすためのバックボーンを醸成し一気に打開。
白石:やっぱり、どんな時でもチャレンジするっていう勇気は必要で。6社目の会社を辞めて、独立するときは特に迷いましたし、周辺の反対もありました。自分の事業で、家族を支えないといけないですからね
新妻:そうですね。
白石:そこの勇気をもらえたのが高尾山ツアーであり、新妻先生はすごく影響してます。独立したきっかけというよりも、そのための「勇気」をもらえた。会社勤めをしてきた方には理解してもらえない生き方なので反対する方ばかりだったので新妻先生には助けられました。
新妻:うんうん、せっかくチャンスが来ても自分が出来上がっていないと踏み切れないですからね。
白石:そういう意味では今の方がより勇気や大きな決断の道標をもらっています。おかげで会社は昨対比200%の成長です。日々選択の嵐の中で、方向性や選択は全て自分の世界なので。
そういう生き方を選択したので当たり前なのですが、その不確実性の中でどうやってしっかりやっていくかという部分は「見えない」ところを扱っている新妻先生の視点はすごく重要。
新妻:はい。実際、高尾山は単純に運動不足解消になるとかっていうレベルだけじゃなくて、山中の要所要所で“不思議なこと”もやりながら登ってるわけですが、どんな印象を受けているのか改めて聞きたいですね。
白石:いろんな恩恵を受けてるんですが言語化が難しい・・。なんか浅いことしか言えないんですよ・・。(笑)自分の人生の正しい選択をする確率を上げてくれるツアーだと思っていますかね。だって、俺山登りって一切行ったことなかったんですよ。山にこんな恩恵があるなんて知らなかったんだけど!?みたいな印象です。
新妻:海派でしたもんね。
白石:見えない世界の話をしてくださるじゃないですか。なんだろうな、自然と、あ、こんな考え方があったのかっていうね。“バックボーンが強くなった”というと抽象的かもしれないですけど。
自分は行動していくのは得意ですが、行動する力を支えている、“選択する力”。ここが太く厚くなったという意味で俺のバックボーンがすごく強くなっている。そう感じますかね。
新妻:実際にそのビジネスの現場に戻ったときに、行動できても“選択できない”って人は案外多い印象がありますよね。
白石:そうですね。組織だとそれでもまあやっていけるかなとは思います。うーんでも、自分のことを好きになれるかとかはまた別の話だけど・・。
新妻:そうだね本当に。“バックボーンの部分て自己評価”と深く繋がってきますし。
白石:わかるなあ。でも、独立するとそもそも成り立たないってことが起きてくる。選択に迷いが出て遅れちゃうとか、判断の質とか。それらはすべて見えない部分が深く絡んでると思っていて。
新妻:うんうん。
白石:要はその、会社を辞めるっていう選択をしたり、一個一個、民泊でもそうですし。今回、ビジネスの立地選びでもここを選ぶぞっていうその判断の基準とかは当然前情報を調べはしますけど、最後はもう自分で腹決めるしかないわけじゃないですか。
新妻:そうね。
白石:そういうときに、バックボーンの強さが必要で。「お?」って。違う。肚を決められる。
新妻:そういう変化は感じてましたよ。
白石:はい、まさにその通りで。決断に違和感がない。高尾山ツアー中、体を整えるじゃないですか。新妻先生のいう“自分が真っ当に考えられる状態”というポジション。
きちんとそれになってから、自分の周りの人からは聞けない先生独自の視点で方針を教わるので。それによって「自分自身の挑戦」をしていくための悩み、これが解消していくっていう体験をしたので。
新妻:なるほど。
白石:うんうん。そこが結構、自分の中で重要かなと。やっぱりなかなかこういう視点で言ってくれる人はいないですから。How toって、聞くとすごく有益だったような気がしちゃうけど、“実際そこじゃない”ので。
新妻:はい、私もそう思いますよ。だからこういう仕事をしているところありますし。
白石:自然な会話の中でこういう悩みあるんだよねってその場で話したことに対して。まあそれなら“こういう考えがあって”っていうのが、めちゃくちゃ役に立っていますかね。どんな角度の質問にも答えてくれるから。
まあ前提として、高尾山っていう場所の影響もあるかもですが、自分もそういう悩みや課題をアウトプットしやすくなるし、インプットもしやすい。
新妻:はい、そうですね。要はその全部の要素が揃っている瞬間かもね。
白石:そうですね、うん。都内のカフェで話しても、頭がいっぱいで出てこないですから。
新妻:そうなんだよね。本当に。
白石:だから高尾山で、ちゃんとツアーで行って、かつ新妻先生からのご指南というセットが、自分はうまく吸収できたと思っています。
見えない世界に裏打ちされた軸。それが新妻先生の最大の魅力
新妻:たとえばみなさん忙しいので毎月経営者が行く必要はないかなとは思いますけど、半年に1回くらいがちょうど直近の過去と未来の話ができるなと思います。うん、逆にゼロっていうのはどうだろう。
生涯的に、もしこれがなかったら、どういうふうになっていくかもしれないなとか。どう思います?この高尾山不思議ツアーがないとしたら(笑)
白石:え、考えられない(笑)
新妻:今回、ちょっとびっくりしたのが「5月このスケジュールでどう?」って、白石さんから連絡されて来られて。この間まで違う方からだったのでね。私の中で結構意外でした。どう感じていたのかなって。
白石:それは2つありまして、1つ目はやっぱり、今仕事がうまい感じで行ってますから。その好調を維持したいという気持ち。2つ目は自分の中でのビジネスルーティンの一つになっちゃってるからですよね。
新妻:なるほどね。
白石:振り返りや、さっき言ったインプットとアウトプット。
新妻:なるほどね。はいはい。
白石:うんうん。だからまあ、もう基本的にはなんかその無しっていうのは今のところ考えられないかなと思いますよ、率直に。
新妻:なるほどね。
白石:あとは、やっぱりあれですよ。これが新妻先生の一番の魅力だと思うんですけど。先生は徹底的に変わらない人間だなあと思うんですよね。環境とかで変わらないだろうなと。いつも指針とか軸がしっかり通っている。
アドバイスにもそういうのヒシヒシ感じます。逆に俺は結構変わる人間だから。環境で。
新妻:なるほど、ありがとうございます。
白石:だから、自分の言語化できない違和感とか結構鋭く指摘してくれていて。これも普通に考えられないですよね。俺にはまだわからないですけど、そこが「見えない世界」を専門にしてるプロならではなのかなって。それがすごくありがたい。
属性や立場は関係なし。自分と同じようなきっかけが必要だった人、勇気が必要な人に届いてほしい
新妻:なるほどね。うん。うん。そういうことですか。見えない世界にそういった“軸”みたいなものを感じてくださってるんですね。
白石:はい、努力でどうしようもない部分って実際たくさんあるので。そういう意味では、男性でも女性でも経営者でも、そうじゃなくてもいろいろあると思うんですけど、人生。
さっき俺が話した“一歩踏み切れない人”には単純に新妻先生をおすすめしたい。対象属性は関係ないんじゃないかな。経営者でなくても医者でも芸術家でも会社員でもそういうのは逆に関係なくて。
新妻:なるほどね。
白石:やっぱり、最終的には運っていうか、正直そういうのが絡んでくると思っているので。
新妻:階層的にいろんな影響があるからね。
白石:でも、運任せで独立しようってそれはちょっとおかしいし(笑)家族には多分説明できないだろうし、自分の中でも違和感あると思いますよ。やっぱり方針が見えないと怖いですし。何かにすがりたいっていう気持ちが弱さだとは思わない。人に助けを求められる素直さの方がずっと大事だと思います。
新妻:白石さんはそういう素直さみたいなのもすごくありますから。だからこその伸びだと思います。
白石:あとは、離婚しようと思ってますっていうのも一種の独立ですよねきっと。
新妻:ああ、女性の方多いですよ、そのつもりで自立したいからという方ね。
白石:へー!そうなんですか?へえ・・。でもやっぱり、自分がそうだったっていうのが強いですが、新妻さんはやっぱりビジネスは強いなあという印象があります。同じような境遇や内面を経験した方だと当然、お勧めという感じですけど、でも離婚もやっぱいけるんやなあ(笑)
新妻:離婚といっても十把一絡げにはできない、ひとりひとり違った背景があるから。でも根本的に女性も自立意識が高いのはいいですよね。でも面白いことに、私とワークしていった結果、夫婦仲が良くなって離婚はやめたという方もいるんですよね。
白石:なるほどですね〜。深い、いいですね!
妻を幸せにできる喜び。倹約家の妻が家計簿をやめて美容にもお金が使えるように
新妻:高尾山ツアーしながら、今は独立して成功という状態で。他に何か変化はありましたか?
白石:そうですね。圧倒的に家族の時間が増えましたよね。
新妻:今の方が?
白石:それはもう圧倒的に、です。
新妻:独立して忙しくなってるけど。就職してたときより家族との時間を持てるようになっているんだ?
白石:家に定時に帰れますよ。帰って、家族と一緒にご飯が食べられるんです。さらに週に2回は息子の習い事の送り迎えができています。これも自分自身の理想だったのでとても満足しています。
新妻:それは大きい。
白石:でも一番の変化は奥さん。今はもう、家計簿やめました。なぜなら使えるお金が増えたので。
新妻:なるほど。じゃあ、もっと投資とか運用とか?
白石:奥さんはこれまで我慢していた美容部分にお金を使っていますね。もう気にせず行ける収入はあるので(笑)
新妻:美容ね。
白石:そう、妻が美容にお金がしっかり使えるってところは、俺の中ではすごい嬉しいですよ。やっぱり家族に対して、自分の好きなこと・・まあ、これまで我慢させてたのでね。そういうもの。うん。すごい良かったなあと。
あと、長男やその友達との時間も作れるようになりまして。釣りなどを私主体で。2回ぐらい、子供達のパパさんも一緒に連れて行ったり。
新妻:へー!うんうん。
白石:あと30人ぐらい集めて保育園でバーベキューしたり。
新妻:それも白石さん主体で。
白石:そうですね。この2年でそういう活動も広がりました。やっぱり独立できてお金と時間に余裕ができたからっていうことなのかなと。
新妻:自分が整った状態だからこそ、そういうこともできるようになったんですね。
白石:確かに。自分が整った状態を作っておく事は重要ですね。
新妻:なるほどね。
白石:前はそんなことを考える余裕なかったですしね。
新妻:なるほどね。いやなんか。素晴らしいですね本当。
辛い経験があるからこそ社会に還元できること「周囲と比べない会社」自分なりの人間的な成長
新妻:いいですね、すごく大事な部分。では、今自分が組織を作っていく側としての立場としてはいかがですか?
白石:営業時代の自分の経験からなんですが、スタッフには徹底的に周りを見なくていいと言っています。自分の今の立ち位置を理解してねってことです。そこから、自分を伸ばすためにはどうするかを考えようねっていうのがうちのスタンスです。
新妻:うんうん。
白石:でもね、これってすごく大変なんです。フランチャイズですから。その他の店舗の数字が上がったら、当然比較してしまうので。
新妻:はい。
白石:するとオーナーとしては、あそこってうちと同じような環境なのに、どんな要因があるのかなって比較しちゃうんです。
新妻:あるよね。うん。
白石:それをやっちゃうと現場の人間がきつくなる。私は会社員時代それで苦労してきた身ですから。そこは一切言わないですよ。
新妻:なかなかできることじゃないですね。
白石:ただうちは、反面仕組み化があんまりできていないんです。
新妻:なるほど。
白石:仕組み化ってその仕組みにはまらない人は私みたいに苦しんじゃうって考えるので。だからそういうのは気をつけてる会社にしてます。
新妻:仕組みにはまらないというか、はめられないですけどね実際。組織にいる人に優しい環境にしてるということですかね。
白石:うーん、そうなるんですが。でも、ここに対して優しいつもりはないですよ。ぬるくするっていうのは人にはちょっと良くない。ぬるくしちゃダメだと思ってます。
新妻:いいね、いい塩梅ですよね。
白石:ただ、そこに対するプレッシャーのかけ方ですよね。周りはこうだからという日本式のやり方。
新妻:うん、同調圧力とかね、あるよね。
白石:そういうのはやりたくない、うちは。
新妻:厳しく接するけど、周りのことを意識させるような厳しさの与え方ではなくて、白石さんがその人となりを見て何か導いていくという?
白石:まさに。あなたはこういうタイプなんだから。ぶっちゃけ別にここを目指さなくていいよと言ったりもしていて。
新妻:はい。
白石:そこは無理してやらなくていいと。たとえば、営業向けの人がエンジニアを目指すとか、そういうことじゃなくて。あなたはこんなふうにやれるのが無理なく成長できる路線だよねっていうのがなんとなく見えてくれば、そこに対して導いていくだけ。
新妻:なるほど、自然ですねすごく。白石さんの痛みを伴った生の経験があるからこそ、その思いやりが出てきてるんだなっていうのをすごく感じます。
白石:今こうやって話させていただいてて、正直反省点が出てきました。もっと、ちゃんと、そうしなきゃって・・。少し悩んでいたというか、スタンスにブレとかいつの間にかあったかもしれない・・。
新妻:いいね〜、話せるといいですね。そういう反省をして、内省を深めていくのが、スピリチュアリティの醍醐味というか。要はそうやって自己を想起するっていうこと。
白石:なるほど。毎回こういった気づきが、先生と話すとあるんですよね。
新妻:「あ、そうだった」ってこう、思い出すこと。汝自身を知るってことと、汝自身であれってことの軸が整ってきますからね。
白石:はいはい!うん。いや、でもまあ、そうやって自分の経験が血肉になっていっています。高尾山ツアーでやってることが今ちょっと起こりましたよね(笑)
新妻:確かに、そうですね。それを消化した形で今の組織に反映させるっていうのは、いや本当に素晴らしい。尊敬するなって思いましたね、今聞いてて。
白石:そうですかね。まあ頑張りますよ。まだ始まったばかりですから。
親として、経営者として──“子どもたちの笑顔”が事業の原点
新妻:事業拡大など、今後の目標とかって、どんなヴィジョンをお持ちですか?
白石:目標は、やりたいことは昔から変わらないんです。さっきも少しお話ししましたが、私は子供が好きなので、子供が楽しく遊べる場、笑顔がある場を作りたい。
新妻:次世代の子供達の?
白石:そうです。自分が関われる範囲の子供って意味で。だからそれは自分の子供もそうだし。社員の子供もそうだし。今後事業をやるんだったら、その子供に関するところまでの範囲を考えていますかね。
新妻:なるほど。
白石:はい。だから、すごく自分の中で良かったのは、今女性向けのピラティス事業をやりました!
新妻:ほう!それは子供向けではないですか。
白石:女性専門のピラティスって、ママさんもたくさんいらっしゃるので
新妻:はいはい。
白石:そこで「親が整うと、子供に優しく接することができる」結果、子供が幸せになる。という構造ができています。結局子供を幸せにできるのは親なんです。
新妻:うん。うん。
白石:そう。だから今、間接的だけれど、今の事業も結構子供につながってるっていうのが最近わかってきていて。だからね。結構そこがモチベーションになっていますかね。実際、立川店は託児所と提携していまして。
新妻:ああ、そうなんだ。
白石:だから子供を預けてうちのピラティスを受けに来れますよ。
新妻:なるほどね〜。はいはい、小さく夢を叶えていっていますね。
白石:だから今後は民泊もそうなんですが、子供だけが遊べる楽しい場じゃなくて、親もちゃんとリラックスできる宿にしたいなと改めて思っていますし。
新妻:なるほど。
白石:そうじゃないと子供は幸せにならないなと。結局、親のストレスがぶつかっちゃったら、子供は何も楽しくないから。
新妻:うん。そうだね。実際、親の浄化がされてないと子供に全部なすりつけてしまう可能性があって。親の方もちゃんと子供に接して幸せになってほしいと思っているのに、
その愛情が真っ直ぐに反映されずに拗れたりおかしなことになって、いつの間になんでこんなことになっちゃうの!?っていうことが、親子間・家族間でたくさん起きているんですよね、実際。“因縁域”ってわたしが言っている部分なんですけど。
白石:なるほどです。
新妻:だから親は親でちゃんと自分をメンテナンスして子供やパートナーと向き合わないといけない。そういうのが本当の自立だから。だから当社も、ママさんも多く参加されてると思いますし。それができるとお母さんも子供も両方幸せになれます。
白石:うんうん。
新妻:うん。どちらかって幸せじゃないんですよね。
白石:私も親子両方が楽しめる事業をやっていきたいと感じています。
新妻:素晴らしい。
白石:はい、あと。今年、西東京市で子ども食堂をやろうかなと。
新妻:へえ、なんか面白そうですね?
白石:ちょっと募金をして。あるエリアで月に1回とか3か月に1回、場所を借りて。どうしてもお金がないご家庭の子供がいるので。じゃあどうしようと。だからそういう子達が集まれる無料でご飯が食べられる場所があれば良いんじゃないかと。
新妻:へえ。
白石:まあ、慈善事業なんですが。実際小さいけれど、ちょっとずつ会社としても慈善事業もやっていきたい。せっかくなんだから。
新妻:うんうん。
白石:売り上げは全然ないですが、これに関してはやはりそこじゃないなと。
新妻:だいたい売上の1割を、そういうものに還元するっていう発想がユダヤ教にはありまして。
白石:ああ、そうなんですか。
新妻:そうですね。ユダヤの人たちってすごくお金持ちですけど、ちゃんと循環させるっていう意識を持っているからで。それが理由の一つとも言われていて。
白石:はいはい。
新妻:だから1億円だったら1000万はそのそっちに使うってことですね。すごいですよね。
白石:すごいですね。そうなんですね。
新妻:純利の中の1割はそういう寄付したり、慈善事業とかに回すっていうのがあるんですよね、彼らは。そこまでの割合で目指したらすごいと思いますよ。
白石:いや、俺なんて1回あたり、多分5万ぐらいですが。
新妻:うん?十分でしょう。まずは。
白石:そうですね。もう、やらないとさ。うん、なるほどね。ありがとうございます。そういうことか。(しみじみと・・)
地域の恩に応える未来へ──“共育”と“共生”を広げる挑戦
新妻:あの、今聞いてて思い出したことなんですが。私の中で結構印象に残ってることがありまして。高尾山登りながら言っていたじゃないですか、白石さんがおじいちゃん子で、最後を看取るためにわざわざ福岡に帰って、ベッドの前で言葉を伝えたっていうことを聞いたときに、
ああ・・白石さんってそういうところあるよなあと思って。それだけおじいちゃん子だったんだなと思ったんです。
白石:はいはい。
新妻:なんか私はね、すごく羨ましかったんですよね。あんまり祖父との交流がなかったから。可愛がってもらった記憶はあるんですけど。それこそ何か教わったみたいなことってないんですよね。
正月に会いに行って、可愛がってもらう、以上。という感じだったので。一緒に釣り行こうとか、畑行こうとか、サッカーしようとか、そういうのってなかったので、私の場合は。
白石:はいはい。
新妻:だから、ああ〜すごい羨ましいなぁと思ったんですよ。それと同時に、やっぱり幼少期にそういった経験をしていると、その感覚ってずっと心に残ってるんだろうな、と。ちょっとこじつけかもしれないんですけど。
子供たちが幸せであってほしいっていうような発想に今還元されてきてるのかなという印象を受けたんですよね。そのあたりはどうですか?白石さんの人生の中で。
白石:やっぱり自分は、地域に育てられてたっていう印象が強いんですよ。
新妻:なるほど、はいはい。
白石:うちの親がいないときに、学校の帰りにそのまま近所の家に遊びに行って、ご飯を食べさせてもらうとかもしょっちゅうでしたし。
新妻:あ〜いいなあ、うん。うん。
白石:はい。でも、東京ってそれないですよね?すごい不思議ですよ、今でも不思議です。
新妻:いや、ないですよ。だから私、そういう経験してないんです本当に。
白石:なるほど・・・。そうですかあ・・・。まあ、それが悪く働いているエリアもあったりするんですけど、少なくとも私はそういう地域交流のなかで3個上のお兄ちゃんお姉ちゃんやもちろん年下の子もいたりという環境の中で、お父さん、お母さんたちから愛情を受けて生きてきた人間なので。
新妻:うん。うん。
白石:だから子供を支えるのってシングルマザーだったとしても、一人じゃなくていいはずなのにって。
新妻:いや、まさしくだと思いますよ。実際無理ですよね!シングルで、子供を支えていくって無理ゲーやらされてると思いますよ、すごく。
白石:そうでしょう?うん。そう・・。だから、私は今まであまり言ったことないと思うんですけど。けんちゃん(白石さんの息子)の友達の選択肢を広げられたかなと思う二年間だったんです。
新妻:その子供時代での選択肢を広げられたと。何をされたんですか?さっき釣りなどのお話がでましたけど。
白石:お父さんと一緒に温泉行ったことないって子が3人ぐらいいたんですよ。
新妻:うんうん。
白石:でも、私の中でけんちゃんと行くのはもちろんそうですし。子供がお父さんと一緒にお風呂に行く経験というのは絶対あるべきだと思うんですよね。銭湯でも、スーパー銭湯でも。
新妻:なるほど。
白石:私があえて何回か、お友達も一緒にけんちゃんと3人で連れていったりとかしたんですよね。そしたら結果、狙い通り。やっぱりその子たちもパパと一緒にお風呂行くことも増えたみたいで。
新妻:なるほど、うん。
白石:なんていうのかな。パパの動く範囲が狭いがゆえに、子どもの経験範囲まで狭まってしまうのがすごい嫌なんですよね。
新妻:はいはい。
白石:そうなんです。だから、そういうのを広めるっていうのは、自分の中ではすごくモチベーションが高くて。
新妻:なるほどですね。だから色々主体で動かれたんですね。
白石:はい。・・素晴らしいことばっかり言っちゃった(笑)なんか。偉そうですね。
新妻:いえ素晴らしいです。本当に白石さんの人柄が出てますね。
白石:新妻先生はなにか今後やってみたいことはあるんですか?
新妻:そうですね。今回白石さんがインタビューに答えてくださったこの高尾山ツアーを、月一ぐらいで行きたいという要望が結構ありまして。
白石:はいはい。
新妻:それちょっとびっくりしたんですけどね。月一ぐらいで開催してもいいのかなと思いましたね。特に白石さんみたいな独立したい方とか、もうすでに経営してる方とかには反響があるので。役に立てるかなっていう気はしましたよね。
白石:それちょっと。本当はね。私も行きたいんですけどね。(笑)
新妻:そうですか?またご連絡しますよ。(笑)白石社長、本日は本当にありがとうございました。