迷いの中で 〜ハートが導く答え
「新妻先生…最近、何かを決断することにすごく時間がかかってしまって、〇〇の件でどうすればいいか分からなくて…」
30代の女性からのご相談です。
お話を伺うと、彼女は選択肢を前に、心の中で迷いが渦巻いている様子でした。
今回は、この「迷い」というテーマについて考えてみたいと思います。
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私たちは日常の中で、様々な決断を迫られます。
そのたびに、頭で考えすぎてしまい、次の一歩を踏み出すのが困難になることがあります。
「正しさを確かめようとして」、あれこれ思考を巡らせてしまうのは、私たちが「間違えたくない」という不安からでしょう。
しかし、その正しさを追い求めるとき、実は私たちはすでに「左脳的な思考パターン」に引きずり込まれていることが多いのです。
ここで、正しさを確かめようとする「傾向」に気がつき、そっと離れることで、ハートに戻って方向性を確かめることができます。でもこれは簡単なことではありません。
私たちの思考は、多くの場合、目に見える事実や論理に縛られ、その背後にあるハートの「声」はかき消されてしまうからです。
ミハエル・エンデが描いた「灰色の男たち」
この状態を、童話作家ミハエル・エンデは名作『モモ』の中で「灰色の男たち」として象徴的に描きました。
彼らは人々に時間を節約するよう促し、結果として本当に大切なものを見失わせる存在。
「正しさ」や「効率」を求める左脳的な思考に寄生し、私たちの意識の一部を占領するのです。
この時点で、役割を明確にしておく必要があるでしょう。
人生の全体像をマンダラや幾何学模様のように、調和的に美しくデザインしてくれるのは「ハート」であり、
ハートを通じてこそ、人間関係も、あなたの目標や夢も理想的な叶い方になっていきます。
その点で「思考」はあくまでハートの判断における、微調整をする補佐や参謀のようなものです。
しかし、誰にでも忙しさの中で、「時間」や「資金」が足りないなど、そんな気分になることもあるでしょう。
ところがこのように”状況”を「状況によって、状況が、状況さえ・・」と、
現状を吟味し続けることで、知らず知らずのうちに、さらに深く「正しさを確かめようとする」思考パターンに嵌ってしまうことが起きているのです。
こうした”もっともな理由”によって、ハートが導く調和的な生き方とメッセージがかき消されている…これこそが現代人が直面している袋小路でしょう。
しかし、その時こそ、冷静になってハートに戻りたいものです。
そうすれば、脳内の「迷い」の背後に、恣意的で支配欲の強い「灰色の男たち」が潜んでいたことに気がつけるかもしれません。
彼らは、「状況における正しさや常識」を強調し、私たちを混乱させる存在です。
彼らの唯一の意図は、私たちがハートの静寂に回帰することを阻み、左脳の思考に囚われ続けさせることにあります。
それでも、あくまで心から体、生活までの全次元をカバーし、あなたを「高み」へと導いてくれるのは、胸の奥にある「あなた自身のハート」であることを忘れないでください。
現代人の内なる戦いとは?
現代人は、意識を「ハートを中心とした生き方」に降ろすか、「正しさを確かめようとする左脳的な生き方」を選ぶか、常に選択を迫られています。
この点で、さらに具体的に灰色の男たちが用いる狡猾な戦術があります。
彼らはあなたの左脳に棲みつき、「灰色の男たちAチーム」と「灰色の男たちBチーム」という異なる意見を持つ2つのチームに分かれ「正しさ」を主張し合うのです。
彼らの「出来レースのような共謀」によって、私たちは「軸」を見失い混乱させられているというわけです。
重要なのは、ハート自体に本来、葛藤も戦いも存在しないということ。
ハートは常に静けさの中にあり、私たちがその声に耳を傾けることができるかどうかが鍵となります。
星空の下での真の気づき
ではどうすれば、私たちは灰色の男たちの罠を逃れ、ハートの静寂に戻ることができるのでしょうか?
Super Spiritual Tokyoが提供するスピリチュアル体験としてのドラゴン星空キャンプは、そのための特別な機会です。
星々の輝きの下、頭の中で駆け巡る思考は次第に静まり、脳が浄化されるにつれてハートの声が少しずつ明確に聞こえてくるようになります。
そうしてこのような環境でこそ、私たちは魂の本質的な成長を促す「星空の下での気づき」を体験することができるのです。
だれに強制されるわけではなく、ただ自然と訪れるその瞬間は、深い沈黙とともにやってきます。
星空の広がりは、「ただただ存在する・・・」普遍的な宇宙とあなたが邂逅する瞬間となります。
辰年、昇龍に乗ってあなたは蘇る
ドラゴン星空キャンプは、思考とハートのバランスを取り戻すための時と場所です。
正しさを確かめようとする左脳的な戦いを一時的に手放し、ハートに回帰することで、私たちは本来の静けさと調和を取り戻すことができるのです。
社会生活の忙しい日常の中で、再び灰色の男たちが私たちの意識を占領し始めることは避けられないかもしれません。
しかし、このキャンプでは、そうした思考の束縛から解放され、内なる静けさに触れることができます。
星々の下、ただ星を眺めるのではなく、その奥にある宇宙の真理に触れることで、
”状況に迷う”という限界を超え、「ハートに導かれる」という人生の新たな指針を得ることができるでしょう。
12年に一度の辰年だけの特別な星空キャンプで、昇龍の如く次元上昇する力を共に体感しましょう。