コラム

〈コラム No.12〉新しい宇宙へ進む人、古い宇宙にとどまる人の違い。

【目次】

◾️春分からの過ごし方、惰性のサイクルを食い止める

◾️日常をストップさせる3つのレベル

◾️“習慣化”に潜んでいる“惰性化”

 

 

◾️春分からの過ごし方、惰性のサイクルを食い止める

宇宙元旦である3月21日の春分をすぎ、新しい宇宙が幕を開けました。そしてあっという間に1週間。どのようにお過ごしでしょうか?

 

今回はサイクルの惰性を止める必要性について。

 

これは年末からお正月にかけての年越しも、今回の春分を節目とした宇宙元旦の年越し関しても、こどちらも言えることです。重要なことは、タイミングを意識して、それに合わせて一旦、日常のサイクルをストップさせ、そしてその後に蓄えたエネルギーを使ってジャンプするということです。

 

年末にはお休みがあり、そこで大掃除をすることで年越しに備えます。宇宙元旦では社会的にそういった行事は設定されていないので自分で意図してこのストップ作用を作り出す必要があります。

 

「え、もう春分すぎたのに今更、、遅いですよ新妻さん…」と思われるかもしれませんが、大丈夫。春分の影響力は前後1週間ほどは続いていますし、次は立夏や夏至の時にこのことを忘れなければいいですので。

 

ではなぜ年越し前や二十四節気前にはストップが必要なのでしょうか?

 

これは日常というサイクルが持っている慣性・惰性を止めたいからです。日常というのはいってみれば自転車のタイヤです。いつもグルグル回って同じことを基本的には繰り返しています。

 

これに対して年越しや宇宙元旦は新しいステージへ移る瞬間。自転車なら空気を入れ直すタイミング。空気を入れ直すことで、自転車はさらに遠くの目的地へ向かってスムーズに進んでいく事ができるようになります。

 

ですがこのタイミングで空気を入れることを怠ると、どうなるか、当然ながら自転車は進みづらくなります。

 

一旦ストップする、そして確実に新しいエネルギーを補給すべきタイミングが宇宙元旦。またこのタイミングで今まで見えていなかったやり方やご縁、新しい関係性も明らかになる場合が多いです。

 

一旦ストップしているから、いつもよりじっくりと物事を考える余裕もあります。

 

 

◾️日常をストップさせる3つのレベル

では次に、日常をストップさせる3段階について。

 

レベル1:
久しぶりにカフェに行く、映画を見る、友人に会う。

レベル2:
行ったことのない土地へ出かける/学んだことのないものに触れる。

レベル3:
全く未知のもの体験を求めてできるだけチャレンジする。

 

“日常を止めている”という観点ではどれも同列で考えられますが、その期間に何を選んでいるかのレベルには大きな開きがありますね。『瞑想物語』を読んでいただいた方にはメッセージとして伝わっているポイントもあるかと思いますが、大切なことは、レベル2以上の選択を自分に与えてあげることです。

 

つまり「何が起こるか予想がつかない、という予想はつく」という考え方が必要になるのはレベル2以降の段階ということです。

 

レベル1:[久しぶりにカフェに行く、映画を見る、友人に会う]この範囲の非日常というのは、いってみれば息抜きです。それに対してレベル2以降の未知の選択をするのにはある程度の度胸や覚悟が必要になります。

 

ですが、このレベル2以上の選択は実際には誰の人生にとってもいつか必ず必要になってくる本質的な側面。

 

選択には”能動的な選択”と、“受け身的な選択”とがありますが、みずから能動的に選択することができる人は、人生の中で発揮する自分自身の影響力を強めて生きていく事ができるようになります。

 

反対に、いつも小規模の幅の選択しか、していない人は、コロナやウクライナの件に象徴されるように、外部からの影響力によって結局、未知の選択を社会から迫られるような状況に追いやられていきます。

 

このような受け身的な選択が人生で多くなってしまう原因の一つは“習慣”に対する感度が考えられます。

 

◾️“習慣化”に潜んでいる“惰性化”

 

“習慣化”する事がもてはやされていますが、習慣にするということは機械的に、脳に汗をかかなくてもできるようになっていくという点で、それはいつの間にか“惰性化”していく側面を孕んでいるのです。

 

つまり習慣は、それが習慣として定着すればするほど、恩恵を受け取る事ができる側面と、惰性によって固着していく側面とを常に吟味しながら、全体的な生命力のバランス感覚をとらえていくことが必要になってくるということです。

 

〈今までの考え方・今までの人間関係・今までの世界観〉これらは常にその領域の中を永遠とループしてほしいと暗に訴えている”なじみの習慣”であることにあなたはお気づきでしょうか?

 

それに対し、あなた自身の本来の意識は本質的に人生でどんなことを表現していきたいと望んでいるでしょうか?社会的に植え付けられた欲求ではなく、希求として何をハートに感じているでしょうか?

 

繰り返しになりますが、宇宙元旦の影響力は前後1週間ほどは続きます。今回はこれに牡羊座新月が4月1日に来ますので、ここまでが今年の宇宙元旦の影響力圏内という計算。

 

習慣の呪縛的な惰性を振り切って一旦ストップ。そして新しいステージへジャンプするタイミングとしてはあと数日がギリギリ。

令和4年の宇宙元旦、最高のチャンスをぜひ生かして最大限に新しい宇宙へシフトしてください。

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