コラム

【コラム】2つのレイヤー:愛車アルファロメオの故障が示す、宇宙からのメッセージ

はじめに:愛着と手放すこと、一期一会の葛藤

前回の「断捨離」のコラムを読まれた経営者のYさんから「とてもタイムリーなテーマでした」と連絡をいただきました。

話を伺うと、20年ほど乗ってきたアルファロメオがつい先日、出張先の滋賀県で故障して動かなくなってしまったそうです。

もう何度も修理しながら、それでも乗ってきた思い入れの愛車なだけに、今回も修理しようと思ってはいるものの、現地の業者からは「捨てておいてあげるよ」と言われ、迷っているということでした。

具体的には修理代はざっと20万ほどかかる。一方でこのまま現地で引き取ってもらうことにすれば、逆に2万円もらえるという内容(ちなみに、中古の相場としては7万前後だそう)。

この時点でYさんは「実はちょっと飽きてきているんです、それでも私は捨てられません…」と自嘲気味につぶやかれていました。

早速ですが、ここに重要なポイントが見え隠れしています。 (表面的には手放すことが無難か?と考えつつも、心の奥のレイヤーではまだ所有していたいという、相反する気持ちが発生している)

「捨てるかどうか」ではない断捨離の本質

私は伝えます。「最終的に、捨てることにするのか?、修理し直すのか?はどちらでもOKですよ」

Yさん「え?そうなの?(断捨離って捨てないといけないんじゃないの)」という感じのご反応。

私は答えます。「結果的に捨てる、捨てないはどちらでも良く、自分の”原始的な思考の流れ”を遡って把握することで太い自己信頼を得ることができます」

Yさん「実は…ダラダラ悩んでるうちにタイムアップが迫られ、その瞬間の判断というか、自分で時間切れに持ち込もうとしてます」

私は「なるほど。最終的な判断として『2万貰って、捨てといてもらう』ことは、先ほどもお伝えしましたが、全然アリです。

その上で、時間内にどれだけ心の奥のレイヤーまで降りていき、”この件”を素材に自己理解を得るか、此処が勝負所という感じですね。

自分の手綱で潜在意識の深いレイヤーまでコントロールが効くようにしておきたいのです。

自分自身の深層にある心の傾向が、アウト・オブ・コントロールだと非常に厄介なので」

Yさん「もともと、判断が苦手なのは自覚してます。スーパーで夕食の材料を買うのも、ぐるぐる回って、いい加減疲れたら、買う感じです…」

私「そうなのですね」

Yさん「今夜は、少し悩ませてください。また、人生の秘密を教えてください」

私「もちろんです」

スピリチュアル体験としての「愛車アルファロメオの故障」

さて、改めてここからは本コラムの主旨でもあり、前提でもある「スピリチュアル体験」としてアルファロメオの故障という出来事を捉え直してみましょう。

するとYさんの意識が現象化したこの出来事の底流には、Yさんの「判断の保留」という癖が「心のテーマ」としてクッキリと浮かび上がってきます。つまり”保留ぐせ”です。

「保留ぐせ」を見つめ直すための2つの観点

第一のレイヤー:思考の整理―決断のプロセスを明確にする

一般的な思考整理では、「保留ぐせ」がどのように発生し、それがどのような影響をもたらすのかを分析することが重要です。

思考整理の視点では次のようなアプローチが有益です。

  • 「判断しないこと」の時間的、金銭的代償の明確化
  • 保留から「得られているメリット」を明確化 (安心感、責任回避、失敗への恐れからの逃避など)
  • 過去に同様の判断をした事例から、決断のパターンを見える化する

第二のレイヤー:スピリチュアルな視点―出来事の必然性と振動数の高い解釈

さらに進んでスピリチュアルな観点では、アルファロメオの故障はYさんに対する宇宙からのシグナルと捉えます。

この視点に立つと次のような問いが浮かび上がります。

  • このタイミングで故障した意味は何か?
  • どの選択がより高い振動数を生むのか?
  • 決断の質を高めるために、何を意識するべきか?

2つのレイヤーの統合

思考整理だけでは論理的になりすぎ、スピリチュアルな視点だけでは実際的な決断が曖昧になります。

この2つのレイヤーを統合し、「クリアーな思考」と「直感的な判断基準」のバランスを取ることが、人生全体を高める本当に意味のある方向性(道)を導き出すのです。

「一期一会」を生き直すための断捨離プロセス

ほとんどの人が「罪悪感」や「寂しさ」、「もったいなさ」といった感情に紐づけて保留ぐせを持っていることは珍しいことではありません。

ただ、こうした状態を生涯抱えたままにしておきたい方は少ないのではないでしょうか?

私たちには「なにかの縁」あって、手に入れた車や、押入れに眠ったままになっている品々があります。

これらを「思い切りよく捨ててしまう」よりも「一期一会」に重きを置き、心の中にある少しネガティブな「見え隠れする気持ち」と照らし合わせ「精神的に丁寧なプロセス」として、断捨離を検討していくのです。

スピリチュアリティを深めることは、あなたの「出会いを尊重する力」を増加させ、人生の新たな地平を開くきっかけとなるでしょう。

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